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2009.10.10

高島平再生プロジェクト 5周年記念シンポジウムの資料を掲載ー掲載するのは宮崎計実「看護留学生を迎える高島平団地の可能性を考える」です。

 今年は、高島平再生プロジェクトの5周年を祝う、記念すべきシンポジウムになります。シンポジウム全体テーマはずばり「高島平再生プロジェクトとは何か」。その柱の一つが日本の行く末に立ちはだかる超高齢社会の難問中の難問、「不安な老後」です。東京の限界団地といわれる高島平団地では、すでに問題が現実のものになっています。

 世界で有数の豊か日本国民が、医療も介護も満足に受けられないという矛盾に直面しています。40年ほど前の日本は、経済的には貧しい国でしたが、お医者さんが看護師さんをともなって往診に来てくれるのは、ごく普通のことでした。地方でも都会でも、家族に囲まれて安らかな最後を迎えるお年寄りも、少なくありませんでした。

 それが世界第二の経済大国にのし上がったいまでは、財政破綻で国公立病院の閉鎖や縮小を余儀なくされている市町村、満足な所得がないため医者にかかれない貧困層が激増しています。それに輪をかけているのが、深刻な医者不足、看護師不足です。

 誰もが絶望感に陥らざるを得ない日本人の「老後」ですが、この問題に一矢報いてくれるのが、高島平再生プロジェクトのシンポジウム初登場の宮崎計実(かずみ)さんです。宮崎さんは長くロンドンに留学した経験を活かし、留学生を中心とする日本の国際化問題に取り組むエキスパートです。その宮崎さんが、「多世代共住」「多文化共生」「自然共生」を掲げる高島平再生プロジェクト会議の依頼で、「「看護留学生を迎える高島平団地の可能性」という、新たなテーマに取り組んでくれました。

 「多様な世代が住み、文化の違いを超えて、お互い助け合い、学び合う喜びを感じる」ことができれば、「他の住民を思いやり、行動することで心身共に健康になれるのではないか」という斬新な仮説(宮崎仮説)を導きの糸として、宮崎さんは、絶望的な「不安な老後」の諸問題を解くための大きな発見へと進みます。
 今回の宮崎報告に《心身とも健康になれる街》高島平を創るヒントが隠されています。乞うご期待!

 

宮崎計実「看護留学生を迎える高島平団地の可能性を考える」(1769KB)